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ILLF2011

開催概要

2011年2月26日に石川県立音楽堂交流ホールにて「第3回ラグジュアリーライフスタイル国際会議」を開催いたします。
本年度は、ゲストスピーカーとして、草月流第四代家元の勅使河原茜氏、陶芸家の大樋年雄氏、空間プロデューサーの瀧勝巳氏、空間デザイナーの前谷裕一氏をお迎えし、世界のラグジュアリーマーケットの開拓およびプロモーションについての提言と、地元の観光事業者に対する海外富裕層受入れの為の意識喚起を目的としたパネルディスカッションを行ないます。
今回は、世界のラグジュアリーマーケットについて見識のあるキーマンをお招きし、「空間づくりによる付加価値の創造」や「文化という視点から探るラグジュアリーマーケット」について、意義深いお話をご提供いたします。

■ 会議概要
日 時  :2011年2月26日(土)13:00〜16:00
場 所  :石川県立音楽堂 交流ホール
石川県金沢市昭和町20-1 地図 Googleマップ
スピーカー:瀧 勝巳
前谷裕一
勅使川原茜
大樋年雄

■ プログラム
TimeTopic
13:00-13:2020開会式
13:20-14:25 65 第一部 パネルディスカッション
「本物の魅力を最大限に引き出すための空間づくりと付加価値の創造」
スピーカー:瀧 勝巳、前谷裕一
休憩
14:40-15:55 75 第二部 パネルディスカッション
「ラグジュアリーマーケットが求める”The Real Japan” (本物の日本) とは」
スピーカー:勅使河原茜、大樋年雄
15:55   閉会式

主催者挨拶

The Real Japan いしかわプロジェクト推進協議会 代表 小田與之彦、永井隆幸

「第3回ラグジュアリーライフスタイル国際会議」の開催にあたり、多大なご理解とご協力いただきました関係各位に、心より感謝申し上げます。
私達協議会では、ラグジュアリーライフスタイルとは、「希少なものに価値を見出し、高質なものを希求する生き方である」との考えから、石川が持つ地域資源の魅力、ここに暮らす人々の魅力や人をもてなすマインドを、本物を求める世界の方々に広く知っていただきたいとの思いから活動を行っております。今回、石川という地域が持つ「財産」が、日本を代表できる大きな価値を見出し、新しいコミュニケーションの場所として提案できることになりました。
本日ここに世界のラグジュアリーマーケットをリードするゲストスピーカーの方々をお招きできたことを大変嬉しく思いますとともに、私たちの地域・日本の地方における活動と情報発信が、やがて大きな人の輪となり、いずれは、本当の価値を感じていただける方々に波及する日が来ることを願って止みません。このフォーラムが、人から学び、議論を重ね、世界へ提言できる場となるよう今後、回を重ねることができますことを強く希望します。また、日本の観光関連業界の皆様と世界のラグジュアリーマーケットとの「架け橋」となれば、主催者として、これに勝る喜びはありません。
今後とも皆様のご支援とご協力の程をよろしくお願い申し上げます。


石川県知事 谷本正憲

「第3回ラグジュアリーライフスタイル国際会議」の開催に際し、国内外から多くの皆様に石川県にお越しいただき、心から歓迎します。

石川県には、加賀百万石の城下町金沢や、その400年に亘る歴史と伝統に育まれた伝統工芸、加賀料理、さらには加賀・能登の四季折々の美しい自然、日本有数の温泉など、日本が世界に誇る伝統文化やもてなしの心が今もなお息づいています。「本物の日本」を希求する世界のラグジュアリー層の方々が、どのような旅や食、ライフスタイルを求めているのかを議論していただくには、まさに最適の地と言えるのではないでしょうか。

今回の国際会議を中核とする本協議会の事業は、本年度の内閣官房の「地方の元気再生事業」に採択されました。この国際会議を通じて、石川に凝縮される「本物の日本」を世界に発信するとともに、石川の観光サービス産業がラグジュアリーマーケットの開拓に乗り出していく大きな契機となり、石川の「元気再生」につながることを大いに期待しております。


プロフィール一覧

瀧 勝巳 Katsumi Taki

空間プロデューサー
1961年大阪生まれ。25歳からインテリア業界に進出し、地方において驚異的な販売実績を上げ、2000年に独立。ブランドに頼らない独創的なVMDで、同年、滋賀にインテリアショップ「aula」を立ち上げる。その後、数々のインテリアショップを手がけ、2007年には、東京ミッドタウンに「THE COVER NIPPON」を立ち上げ日本産ブームを巻き起こす。現在、日本各地の伝統工芸の開発アドバイザーとして奔走するかたわら、家具メーカーの開発指導、インテリアショップのVMDやオペレーション指導を行う。2010年1月、神戸シェラトンホテルにて3タイプのウエディングチェアを発表。同年4月、能登和倉温泉、加賀屋グループ、ホテル「虹と海」を総合プロデュース。




前谷 裕一 Yuichi Maetani

空間デザイナー、フラワーアーティスト
24歳で音楽より花の世界に転身。ヨーロッパに渡り11年間ドイツ・オランダ・スイス・イタリアでデザイン理論を学ぶ。主に、アートイベントや外資ホテル、スーパーブランドの企画・演出・プロデュースなどを手掛ける他、日本の美意識を追求し、日本の伝統産業・伝統技術のあり方を追求し、各国に発信している。2004年、台湾・香港・中国・韓国・日本の5ヶ国でのデモンストレーションおよびパフォーマンスショーのアジアンツアーを行う。2008年、北京オリンピック「来賓パーティー」の演出を担当。2009年、横浜開港150周年記念イベントの総合プロデュースを担当。 箱根ラリック美術館「ジャポニズムの世界 ラリック×ジャパン」監修。神戸ベイシェラトンホテルのプロデュースをスタートさせる。




勅使河原 茜 Akane Teshigahara

草月流第四代家元
いけばな草月流第四代家元
1960年、第三代家元で映画監督の勅使河原宏の次女として生まれる。
「自由な創造」を大切にする草月のリーダーとして、みずみずしくおおらかないけばな作品を発表し、国内はもとより世界各地でデモンストレーション、ワークショップなどを行う。また、4年間の幼稚園教諭の経験を生かして、いけばなを通じ子どもたちの感性と自主性を育む「茜ジュニアクラス」を開講するなど、現代の多様化する生活スタイルにふさわしい新しいいけばなの可能性を求め、舞台美術、ジュエリーデザインなど多方面で創造活動を展開している。2008年より、舞台空間に花をいけていく様子を、音楽や光とともに演出するパフォーマンス「いけばなLIVE」を全国各地で上演中。




大樋 年雄 Toshio Ohi

陶芸家、デザイナー、空間プロデューサー
1958年、石川県金沢市に十代大樋長左衛門(文化功労者/芸術院会員)の長男として生まれる。1984年、ボストンユニバシティ大学院修士課程取得。1999、 第46回日本伝統工芸展入選。2001年、産地プロデュ-サ-に推挙(経済産業省)。2002年、第34回日展「特選」受賞 並びに「金沢市文化活動賞」受賞。2004年、第43回日本現代工芸美術展「本会員賞」受賞。2005年、第37回日展「特選」再受賞。2008年、第47回日本現代工芸美術展「東京都知事賞」受賞。2008年、第40回日展審査員に就任。ロチェスター工科大学客員教授、台湾国立台南芸術大学客員教授、金沢大学客員教など役職多数。