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ILLF2009

開催概要

2009年2月14日、石川県立美術館にて、記念すべき「第1回ラグジュアリーライフスタイル国際会議」が開催されます。本会議では、世界の旅行業界・料理界などから、世界のラグジュアリー層から絶大な支持を得る有力なキーマンをお招きし、次のようなテーマについて、意義深いお話をいただけるものと期待しております。

1)世界的キーマンから見た「人生を豊かにする真の旅・食」とは如何なるものか
  ラグジュアリーマーケットと言われる市場の持つ意味と価値
2)世界的キーマンには、石川など日本の地域資源の価値はどのように映るのか
  日本の地方・観光関連業界が目指すべき方向性

なお、本会議は、今後、定期的に開催していく予定です。これにより、世界のラグジュアリー層に影響力を有するキーマンの方々とのネットワークを着実に深め、かつ、広げていきたいと考えています。このネットワーク、絆こそが、この国際会議で得られる最大の価値、財産であると考えております。

■ 会議概要
日 時     :2009年2月14日(土)13:00〜17:00
場 所     :石川県立美術館ホール
石川県金沢市出羽町2-1 地図 Googleマップ
スピーカー   :エンリコ デュクロット
マイケル ロマーノ
ソヌ シヴダサニ
徳岡邦夫
髙木慎一朗
モデレーター  :茂木健一郎
コーディネーター:海豪うるる

■ プログラム
TimeTopic
13:00-13:2020開会式
13:20-14:40 80「The World of Eco Luxury」─エコ ラグジュアリーの世界─
スピーカー:エンリコ デュクロット
モデレーター:茂木健一郎
休憩
14:50-15:50 60パネルディスカッション 食とラグジュアリーライフスタイル
パネラー:マイケル ロマーノ、徳岡邦夫、髙木慎一朗
コーディネーター:海豪うるる
休憩
16:00-17:20 80「Heart of Six Senses」─ シックスセンシズが考えるラグジュアリーの本質とは ─
スピーカー:ソヌ シヴダサニ
モデレーター:茂木健一郎
17:20  閉会式

■ 国際交流会

会議後には国際交流会が開かれました。

日 時 :2009年2月14日(土)17:15〜19:30
場 所 :石川県立美術館内 ホワイエ
     石川県金沢市出羽町2-1
参加費 :無料


主催者挨拶

The Real Japan いしかわプロジェクト推進協議会 代表 朽木浩志

「第1回ラグジュアリーライフスタイル国際会議」の開催にあたり、多大なご理解とご協力いただきました関係各位に、心より感謝申し上げます。
私達協議会では、ラグジュアリーライフスタイルとは、「希少なものに価値を見出し、高質なものを希求する生き方である」との考えから、石川が持つ地域資源の魅力、ここに暮らす人々の魅力や人をもてなすマインドを、本物を求める世界の方々に広く知っていただきたいとの思いから活動を行っております。今回、石川という地域が持つ「財産」が、日本を代表できる大きな価値を見出し、新しいコミュニケーションの場所として提案できることになりました。
本日ここに世界のラグジュアリーマーケットをリードするゲストスピーカーの方々をお招きできたことを大変嬉しく思いますとともに、私たちの地域・日本の地方における活動と情報発信が、やがて大きな人の輪となり、いずれは、本当の価値を感じていただける方々に波及する日が来ることを願って止みません。このフォーラムが、人から学び、議論を重ね、世界へ提言できる場となるよう今後、回を重ねることができますことを強く希望します。また、日本の観光関連業界の皆様と世界のラグジュアリーマーケットとの「架け橋」となれば、主催者として、これに勝る喜びはありません。
今後とも皆様のご支援とご協力の程をよろしくお願い申し上げます。


石川県知事 谷本正憲

「第1回ラグジュアリーライフスタイル国際会議」の開催に際し、国内外から多くの皆様に石川県にお越しいただき、心から歓迎します。

石川県には、加賀百万石の城下町金沢や、その400年に亘る歴史と伝統に育まれた伝統工芸、加賀料理、さらには加賀・能登の四季折々の美しい自然、日本有数の温泉など、日本が世界に誇る伝統文化やもてなしの心が今もなお息づいています。「本物の日本」を希求する世界のラグジュアリー層の方々が、どのような旅や食、ライフスタイルを求めているのかを議論していただくには、まさに最適の地と言えるのではないでしょうか。

今回の国際会議を中核とする本協議会の事業は、本年度の内閣官房の「地方の元気再生事業」に採択されました。この国際会議を通じて、石川に凝縮される「本物の日本」を世界に発信するとともに、石川の観光サービス産業がラグジュアリーマーケットの開拓に乗り出していく大きな契機となり、石川の「元気再生」につながることを大いに期待しております。


来賓ご挨拶

観光庁長官 本保芳明

「第1回ラグジュアリーライフスタイル国際会議」の開催を心よりお喜び申し上げます。

我が国において、海外富裕層旅行市場に焦点を絞ったこのような国際会議が開催されるのは初めてであり、TheRealJapanいしかわプロジェクト推進協議会の朽木代表をはじめ、開催に向けてご尽力をされた全ての関係の皆様に敬意の念を表します。

観光庁では、訪日外国人のさらなる誘客に向けて「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を推進しています。なかでも、より質の高い日本の魅力を海外に強く発信するとともに、外国人観光客による日本国内での消費額を増やしていくといった観点から、海外富裕層旅行市場については、大いに力を入れて取り組んでいきたい分野と考えております。

今回の会議のような取り組みをはじめとして、今後とも地域の活力・底力が最大限発揮されるよう、地方と国が連携してビジット・ジャパン・キャンペーンや地方の国際化に取り組んで参りたいと思います。


プロフィール一覧

ducrot.jpg エンリコ デュクロット Enrico Ducrot

1965年イタリア生まれ。持続可能な地域経済、環境維持、高品質のツーリズムを同時に推進する「エコラグジュアリー」を提唱し、本概念に共鳴する企業の参画を募り「LCL World (Luxury Camps & Lodges of the World)」を創設。

全世界に92の提携施設を有し(2008年)、最上質のラグジュアリーサービスの提供はもちろんのこと、所在地の環境・地域社会との調和、保護区や公園等の管理運営への参画などに取り組んでいる。




romano.jpg マイケル ロマーノ Michael Romano

1952年アメリカ生まれ。国際的に著名なレストランガイド「ザガットサーベイ」にて8年間トップに輝くなど常に上位にランクインするレストラン、「ユニオンスクエアカフェ」の総料理長兼共同経営者。スイスやフランスの二つ星、三つ星レストランで腕を磨き、1988年にユニオンスクエアカフェに移り、93年からは共同経営者に加わった。ユニオンスクエアカフェは、イタリア料理を基本としたニューアメリカンスタイルのレストラン。その料理とホスピタリティの質に対する評価は絶大であり、ニューヨーカーの強い支持を集める。日本では東京ミッドタウンにて姉妹店「ユニオンスクエアトウキョウ」を展開している。2000年に「Who's Who of Food & Beverage in America」、2001年には「Best Chef in New York City」を受賞。




sonu.jpg ソヌ シヴダサニ Sonu Shivdasani

英国生まれ。世界的に有名な高級リゾートホテルチェーンを展開するシックス・センス・リゾート・アンド・スパ(Six Senses Resorts & Spas)の創始者であり会長。

2000年にイギリスの旅行雑誌「Conde Nast Traveller UK」から「Best of Best」と賞されるなど、そのサービスクオリティの高さにより高い評価を得ている。現在、モルディブやタイ、ベトナム、フィジーなどに26のリゾートホテルおよび41のスパを展開(建設中含む)。




tokuoka.png 徳岡邦夫 Kunio Tokuoka

1960年生まれ。「吉兆」創業者湯木貞一氏の孫にあたる。20歳から本格的に修行を始め、湯木氏から料理の核心を学ぶ。その後、東京吉兆での修行を経て、京都・嵐山本店へ。1995年以降、総料理長として現場を指揮。

伝統を守りながらも時代に即した食へのアプローチに挑戦し続け、日本料理に多彩な演出を行う。 2004年10月21〜25日、2006年10月26〜30日に開催されましたスローフード協会主催"食の祭典"「サローネ・デル・グスト」や2005年1月18〜20日に開催されたスペインの「マドリッド・フュージョン」、2008年7月21日にサンフランシスコで開催された「味の開拓者:うま味シンポジウム」、2008年7月29日に開催されたニューヨークの「ジェームズ・ビアード財団 マスターピースダイニング」にも招聘される。




mogi.jpg 茂木健一郎 Kenichiro Mogi

1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学)。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。

主な著書に「脳とクオリア」(日経サイエンス社)、「生きて死ぬ私」(徳間書店)、「心を生みだす脳のシステム」(NHK出版)、「意識とは何か--<私>を形成する脳」(ちくま新書)、「脳内現象」(NHK出版)、「脳と仮想」(新潮社)、「脳と創造性」(PHP研究所)、「『脳』整理法」(ちくま新書)、「クオリア降臨」(文藝春秋)、「脳の中の人生」(中央公論新社)、「プロセス・アイ」(徳間書店)、「ひらめき脳」(新潮社)などがある。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。「脳と仮想」で第四回小林秀雄賞を受賞。2006年1月より、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」キャスター。




kaigo.jpg 海豪うるる Ururu Kaigo

10年以上に渡り、フランス料理・中華料理・イタリア料理などを広く学び、2002年に連載「海豪うるるの彩食生活」(朝日新聞西部本社)を皮切りに、料理研究家、エッセイストとして本格的な活動を開始。 料理を心・技・体で捉える幅広い視点と簡単アイデア料理に評判が集まる。食を通じて森羅万象に目を向け、五感で食を楽しみ、生活に"彩り"を添える提案を身の上としている。

2006年から、映画・TV情報誌で、独自の視点による映画評論とアイデア料理を組み合わせたユニークな企画を連載中。映画と料理の両世界において新しい楽しみ方の創造に取り組む。その他、NHKの子供向け料理アニメ番組制作への参画や食品会社へのレシピ開発・提案、親子向け料理教室・食育活動など、幅広いメディアとテーマで活動。食による地域活性化を期待され、出身地である奈良県の観光産業活性化推進会議委員を務め、現在は奈良県観光大使。


パンフレット

ILLF2009のオフィシャルガイドをダウンロードしてご覧いただけます。(PDF:1MB)