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協議会設立の趣旨

石川県内の有志企業が集い、持続可能な観光を通じて地域経済の発展を促す為、世界の富裕層に対して石川県の観光資源の発信と受入れ体制の整備を行っていくことを目的とし本協議会を設立致しました。

近年国内需要の縮小により石川の観光産業は、縮小傾向が続いています。それにともない、旅館・ホテルに限らず、飲食産業や伝統工芸産業など多岐に渡る業種にもその影響が見受けられます。一方、それらの産業と密接に関わる加賀料理などの洗練された食文化、職人の技が受け継がれてきた伝統工芸、全国的に有名な多くの温泉地などは石川が世界に誇れる観光資源の一つです。

現在、世界的に和食、日本文化に対する注目度が高まっており、海外の観光市場を取り込む絶好のチャンスではないかと考えております。しかしながら、2008年度に日本を訪れた外国人の訪問率は、東京はが約60%、京都は約20%に対し、石川はわずか1.3%となっております。これらのデータから、東京・京都と比べて石川が日本の観光地として外客市場からほとんど認知されていないということが読み取れます。

これらの状況をふまえ、当協議会では人数では旅行者のわずか3%であるが、全旅行支出の20%を占めるという、上質なものを求め世界中を旅する文化レベルの高い世界の富裕層へターゲットを絞り、石川県の有する質の高い食文化や伝統工芸、自然が残された原風景などを発信していきたいと考えております。また、これらの取組は、持続可能な観光を通じて地域経済の発展・活性化の大きな起爆剤になる取組であると確信しております。